
多言語を学ぶ魅力とそのわけ
わたしにとって多言語を学ぶきっかけとなったは、私が小学の頃母がスペイン語を勉強し始めたこと、高校での第二言語教育や大学での韓国交換留学など、枚挙に暇がありません。しかし、真の意味でその魅力を知るに至ったのは、実質的な人と人との交流に他なりません。 世界では第一外国語として英語を当然のように話す人はたくさんいるのですが、そうなりますと英語で意思疎通できるのは当然のレベル止まりです。そこへきて彼らの母語でわずかばかりのあいさつができるだけでも、急速に相手を近くに感じることができるのです。
先日の仙台で行われたスケート大会、NHK杯にて、女王に輝いたカロリナ・コストナーさんが優勝インタビューの際、
自然に発した 「ありがとう」 この一言で会場がいっきに盛り上がり、彼女を讃える大きな拍手が巻き起こったのをご覧になったかたも多いと思います。そう、それなんです!みなさんもどこかでそんな体験をしているはずなのです。
名古屋・日・豪ニュージーランド協会主催によるパネルディスカッションと懇親会に参加。豪は領事、そしてニュージーランドからは公使がおみえになるという立派な会というお知らせでしたので、きっと学ぶことも多いだろう期待を持っていってまいりました。また公館で仕事をする方々は本当にお話しがうまく、立ち振る舞いなどを観察するのも実に勉強になるのです。さらにいうと、そういう方々から実によい表現が飛び出してくるのです。そう、日本語を逆輸入することもあるのです。
さて、ニュージーランドの公使は北アジアに関する公務を長くお勤めのようで、韓国ソウルにも長年いらしたという経歴の持ち主。公使の饒舌な日本語を耳にした私は、必ずや韓国語にも長けていらっしゃるに違いないとふみ、パーティーの際ごあいさつを申し上げ、早々に韓国語に切り替えてみました。 やはり素晴らしい方です。即座に韓国語で返してくれました(笑)
これにより話はいっきに弾みました。また日本・韓国という不思議な関係をもった二国を、第三者であるニュージーランド人の公使がこの10年以上見てきたものとは実に興味深いものであったと思います。そんなエッセンスも深く感じ取れた短い会話でしたが、なんと楽しい時間だったことでしょうか。言葉というコードが実におもしろい役割りを果たすことをこの瞬間も感じることができました。
これで、私が多言語かぶれになる理由がちょっとはお分かりになりましたか?(笑)
だって、とにかく楽しいのです・・・



